ワーママはるさんのVoicy、今回も秀逸だった!
#1164 野菜も米も作り魚も釣る仕事

はるさんいわく、これからは「野菜も米も作り魚も釣る仕事」をするひとが増えていく時代に「戻って」いくのではないか、と。

「大企業に就職すれば一生安泰」だった時代は終焉をむかえ、より複雑な職業人生を送るひとが増えていく。転職はもちろんのこと、会社員をしながら副業をしたり、はるさんのように複数の「自分業」を並行して営んでいったり。これらの働き方は一見「新しい」ように見えるけれども、実は一昔前も同じだったんじゃないかと。

ここらへんまで聞いて思い出したのが、「百姓」の概念。「百姓」は「農民」とイコールで捉えられがちだけど、それは誤認識であって、本来の意味は「百」とあるようにいろいろな仕事を担っていたひとたち、なんだそう。自営業だって、たとえば江戸時代の商人たちはみんなそうだったわけだし。
(どこで読んだのかは忘れてしまった…。たしか文化人類学的なジャンルだったようにぼんやりと記憶…)

そうした時代の変化を受けて、100年時代を健やかに楽しく生きていくために、メインの仕事だけではなく、複数の仕事を育てていくのがいいのではないか、とはるさんは提唱されている。

面白いなと思ったのが、ひとつの仕事にすべての要素がなくてもよくて、それぞれの要素をもつ仕事を組み合わせる、という考え方(はるさんはいい人生には「お金」「健康」「つながり」が必要な要素と主張されている)。たしかにすべての要素を満たす仕事と考えるとハードルが上がってしまうけれど、どれかを満たす仕事をいくつか、と考えるとできそうな感じがする。

もちろん、みんながみんな複業人生を営めばいいわけではないのは大前提。わたしは20代には大手企業2社に勤めていたのだけど、当時の同僚たちの多くはいまもその会社に在籍していて、会社の中でキャリアを育んでいる。彼らはそういう選択をしていて、それはそれでいい選択だな、と思う。ただ、キャリアや職業人生にはいろいろな選択肢があって、みんながより楽しく生きられる選択をすればいいし、そういう選択がよりしやすくなっているんじゃないかな、とは感じる。

こんなことをぐるぐる考えながら、なんとなくわくわくしてきた朝でした。ではではみなさま、大寒波がきている寒い日ではあるけれど、今日もいい1日をお過ごしください:):)
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