おはようございます。

ネガティブモード、脱したみたいです!よかった〜。今回は2日間弱と比較的短期間で抜け出せました。昨日の朝の頭痛や気持ち悪さも今朝はない!6時に起きようと目覚ましをかけておいたけど、なぜか5時前に自然と目が覚めて、眠気もなくすっきりしているのも、嬉しい。

今朝すごく気分がいいのは、懐かしい本と再会したおかげでもあり。

ジュリア・キャメロンの『いくつにもなっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい』を読み始めた。この著書は30年間で400万部売れたという『ずっとやりたかったことを、やりなさい』の続編で、仕事を引退したシニアに向けて書かれたのだという。

『ずっとやりたかったことを、やりなさい』はやりたいことがわからなくなってた20代後半、すがるようにして手に取り、書かれていたワークを必死になってやっていたのを覚えている。東京駅すぐそばの八重洲ブックセンターで買ったのをなぜか覚えているから、リクルートに勤めていた頃だったと思う。

あの頃は本当につらくて、この本を手に取ったときの切実さまで思い出されるようで、今朝続編を読みながら、なんともいえない感情まで蘇ってきた。

どういう本かいうと、題名そのままの内容で、「ずっと」やりたかったことをみつけるための手助けをしてくれる本。

筆者のジュリア・キャメロンはアメリカのイリノイ州在住で、72歳。1992年に出版した『ずっとやりたかったことを、やりなさい』(原題は"The Artist's Way")で知られているが、英語のウィキには彼女の職業が以下のようにずらりと並べられている。ネットでみたおそらくかなり若い頃の写真はとてもお綺麗だった。
"Julia B. Cameron (born March 4, 1948[1]) is an American teacher, author, artist, poet, playwright, novelist, filmmaker, pigeon fancier, composer, and journalist. She is best known for her book The Artist's Way (1992). She also has written many other non-fiction works, short stories, and essays, as well as novels, plays, musicals, and screenplays."
原題も邦題もいいなあと思うのだけど、この本を通して、ジュリアは自分の中に眠るアーティストに出会いなさい、と提唱している。アーティストというのは、子供の頃の自分のイメージに近くて、世間の常識だとか同調圧力だとかに変に影響を受けていない、まっさらなままの自分、というような感じ。

ジュリアいわく、自分の中のアーティストはすでにやりたいことを知っていて、わたしたちがそこにたどり着くためのいくつかのワークを提案してくれている。

と、こう書くとスピリチュアルっぽくて抵抗感をもつひとがいるかもしれないけれど、わたしにはすごくすとんと納得できる提言。

ジュリアがいうところのアーティスト、このひとがまさにそうだなあといま思い浮かぶのは、谷川俊太郎さん。みうらじゅんといとうせいこう、坂口恭平さん。リアルアーティストではあるけど、奈良美智さん。若松英輔さんは「ひとはみな詩人である」と主張されてて、その「詩人」もジュリアのいうアーティストと重なるように、わたしは理解している。
(敬愛する村上春樹はもうちょっと職人ぽいイメージ)

で、わたしはとても素直なので、今朝『いくつにも、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい』を読み始め、ジュリアが提唱するモーニングノートなるものをさっそく始めた。
(モーニグノートとは、朝起きてできるだけすぐ、頭に浮かぶことをどんどんノートに書きだしていくワーク)

書き始めてすぐ気づいたのは、いまのわたしは自分がやりたいことをわかっている、ということ。そして、そのやりたいことにはいくつか種類があることと、そのなかのある種類のやりたいことが自分をくるしめている、ということ。

具体的に書いてみると、やりたいこととして、以下のような種類があると感じた。

・ただ、やりたいこと。そのことをやってるだけでひたすら楽しく、やることだけで完結していること。
 (→ランニング、ヨガ、絵を描くこと、美術館に行くこと、本を読むこと、ブログを書くこと、などなど)

・仕事のなかに盛り込まれてるやりたいこと。楽しいことと同じくらいつらさが含まれているので、報酬がなかったらつづけるのはむずかしいかもしれないけど、でもやっぱりやっちゃうような気もすること。
 (→ツアーの仕事。教える仕事ももうちょっときわめたらここになるかも?)

・自分の欲求に基づくやりたいことではあるけれど、他人の承認を求めていること。
 (→書くことを仕事にしようとする、試行錯誤!!!)

そして、いまわたしがくるしんでいるのって、まさに最後のやりたいこと。

この、やりたいことの種類って、すくなくともこれまで言語化して意識してなかったんだけど、モーニングノートを書いてたら、すらすらでてきた。

そして、まず嬉しかった。いまのわたしは、やりたいことをわかっているし、できている!20代後半の頃よりは、ずっと深く自分を理解できている。40超えてもしょっちゅう「やりたいことがわからない!」パニックに陥ったりもするけれど、でもしつこくずっと考えつづけてきた甲斐があったなあと、嬉しかった。

つぎに、3つめのやりたいことについては、くるしくても、それでもやりたいことなんだよなあと。それはもう、仕方ない。そのうち、わかると思う。ただやりたいこととしてつづけていきたいか、仕事のなかに盛り込まれているやりたいことになるまでふんばるか、そうではなくこのままずっとくるしいままでもやっていきたいか。

これらのことがわかって、よかった。ジュリアの提唱するワークはいくつかあって12週間のプログラムになっているので、これからしばらくやってみようと思います。

ではでは、今日もよい日をお過ごしください:):)


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先日、書店に行ったら画材コーナーが充実していて、思いのほかテンションが上がってしまった。絵を描きたいという気持ちが強まっているかなあと。いまのところ自宅にある色鉛筆とクレヨン(息子のおさがり)を使っているんだけど、クレヨンの方が好き。水彩絵の具、アクリル、パステル(坂口さんの影響笑)も使ってみたい。