徒然日記 〜通訳案内士、ふたたび〜

コロナ禍休業を経て、通訳案内士業に復帰。7年暮らしたソウルが第2の故郷(22年3月帰国)。中学生の母。ミニマリストに憧れている。

2020年03月

韓国政府の発表により、4/1以降、欧州・米国からの入国者に限定されていた2週間隔離義務が全入国者に拡大されることが決まった。つまり、息子とわたしもソウルに戻ったら2週間の自宅待機が義務づけられる。

もともとは4/10にソウルに戻り、息子の学校は4/13に新学期を迎える予定だった。が、すでに学校からは新学期開始を10日遅らせること、および外国から韓国に戻った生徒は2週間登校禁止となった旨、連絡を受けていた。くわえて、4/10のフライトも欠便の可能性が濃厚なので、あらためてソウルに戻る日を決めフライトを取りなおさなくてはいけない。

韓国政府のこの決定により、懸念していた入国禁止措置の可能性は低くなったのかなとほっとする気持ちはありつつ、自宅待機の2週間をどうやって過ごそうかという不安も。世界中ですでに同様の、もしくはもっとタフな状況にいるひとびとも多いわけで、自分たちだけじゃないんだからというのは重々理解しつつも。

買い物はネットと夫に任せるとして(そういえば隔離対象者と同居している家族にも何か行動制限が発生するのかしら?)、運動不足が1番心配。ネットでエクササイズの動画を探して、息子と一緒に毎日取り組もうかな。

2週間の自宅待機中にできることとして、ぱっと思いつくことといえば、

・家の整理と断捨離
・読書
・韓国語の勉強
・在宅仕事探し
・Netflix
 (うっかりなつかしの『コーヒープリンス1号店』を発見し10年ぶりに再見してしまった。。次は何を見ようかな)
・Youtubeでヨガとエクササイズ
・友人とスカイプお茶もしくは飲み
・オンライン素材探して勉強する
・息子と料理
・息子の勉強見る
・アマゾンプライムで息子とハリーポッターの映画を見る

くらいかな。運動不足と同じくらいメンタルが心配なので、下記リンクから妙心寺の動画見つつ、ひさしぶりに瞑想もしてみようと思います。
「おうちで座禅 〜手ほどき編〜 by妙心寺退蔵院」

自宅待機中の時間の過ごし方、あるいはおすすめのヨガ・エクササイズ動画があれば、ぜひ教えてください:):):)

最後に、医療従事者を筆頭として、この状況の中現場に立って対応をしてくださったり、わたしたちの生活を成り立たせるために尽力していただいている方々すべてに、心から感謝の気持ちを捧げます。本当に、ありがとうございます。1日も早くこの事態が収束に向かいますように。

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昨日は突然体調を崩し、微熱もあり。すぐに「コロナか。。?」と不安になってしまった。帰国して以来、要請される前から自粛生活のように過ごし気をつけていたのに、と気持ちまで落ち込んでしまい。。幸い、1日寝たらけろりと治って、ほっと一安心。
(メンタルが豆腐なのですぐにやられてしまう。。汗)

こういうとき、みんな同じだと思うけれども、もしコロナだったら周りへどんな「迷惑」をかけてしまうのかと、それが1番不安になる。自分の行動範囲をすべてさらされて、自分が足を運んだがために多くのひとたちに「迷惑」をかけてしまったらと、こわかった。ちょっと体調不良になったくらいでこんなに不安になるのだから、実際に感染された方はどんな気持ちになるんだろうとも。

誰もが未経験の状況の中、どういう行動をしたらいいかを判断するのは誰にとっても難しく、そもそも望んで感染するひとなんていないわけだから、感染者を責めるような風潮には決して加担してはいけないなと。ついつい「迷惑」という言葉を使ってしまいたくなるけれども、感染した本人だって「被害者」なわけだとしたら、誰が「加害者」で誰が「被害者」かなんて、簡単に決められるものではない。誰もが感染する可能性がある以上、そう考えるのは何も他人への配慮というだけではなく、まわりまわって自分のためになることなのだと思う。あらためて、自戒を込めて。

さて、最近中国語圏への興味がむくむくと再燃している。実は、今年は家族旅行で中国の内陸地に行こうと考えていた。息子はサバイバルシリーズという漫画が大好きなのだけど、そこで西安の兵馬俑が登場し、実物を見てみたくなったらしい。わたしもこれまでツアーのお客さんから何度も勧められていたこともありすっかり乗り気になり、この機会に他の内陸都市も見てみたいなあとか、ソウルでまた中国語を学ぶのもいいなあなどと、計画を立て始めようとしていた矢先だった。『月イチ台北どローカル日記』というエッセイを読んで、台湾への想いも膨らみ、1ヶ月くらい台湾に滞在しながら中国語を学ぶのもいいなあ、などと妄想をしてみたり。

中国語圏への積極的な関心をはじめて持ったのは、幼い頃のキョンシー熱を別にしたら、中高生の頃だった。当時レスリーチャンと王家衛の映画に夢中になっていて、香港にものすごく憧れていた。香港が舞台ではないものの、レスリーチャンが京劇の演者を演じた『さらば我が愛/覇王別姫』を観て、京劇を原語で観たい!と大学の二外では中国語を選択。

中国語はなかなか上達しないままだったけれども、大学3年生のときに高校生の頃から志していたイギリスの大学に留学したら、アジア圏、なかでも香港と台湾出身の友人に恵まれた。一時は香港のひとと付き合っていたので、将来香港に住むことになるだろうと広東語を学んでみたり、中国語もまたがんばらねばと北京大学の夏季コースに通ったり(別れちゃったけど。先走る性格は昔から。。汗)。就職してからも突然また中国語をやりたくなって年末年始休暇に北京に超短期留学したり、ソウルでも中国語の塾に通ったこともあった。西江大学の語学堂では台湾出身のクラスメートにも沢山出会った。

う〜む、書いていたらわくわくしてきた。韓国語も中途半端なままだけど、また中国語も再開してみようかな。今も香港返還前後のルポ『転がる香港に苔は生えない』を読んで、胸が高まる一方。。(さすがに広東語はもうギブアップだけど)コロナがおさまったら中国内陸都市めぐりは絶対に行きたいし、ソウルでも中国語の塾に通いたいし、台湾プチ留学も実現させたい!とりあえず、NHKラジオ講座でも聴いてみようかな。自粛生活中にやりたいこと、またひとつ増えてしまった:):):)
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(同じくFacebookにアップした内容)

そんなわけで、ソウルから埼玉の実家に戻って2週間半。

コロナ関連ニュースは日英韓メディアで情報収集してて、この2週間でも状況が激変しているのに驚くばかり。当初は精神的にやられ気味だったけれども、良くも悪くも今の非常時にも慣れつつある。もちろん危機感は増してはいるけれども、諦念込みの冷静さというか。

思った以上に長期戦になりそうなので、心身を健やかに保てるよう、そのときどきの状況に合わせた日常生活を確立することが大事だなと。

ということで、実家での生活は以下のことを気をつけて生活している。

・朝7時に起床し、家族で朝食をとる
・午前中は息子の勉強をサポート
・昼食は息子中心に準備
 (息子が献立を決めて、材料の買い出しと料理は一緒にやってる)
・1時間は外に出て身体を動かす
 (息子はテニスレッスン、バトミントン、スケボーなど。わたしは大宮公園で軽くランニングかお散歩)
・自由な時間には断捨離、読書、韓国語の勉強、Netflixで韓国ドラマなどなど
(『椿の咲く頃』が最高すぎて、力一杯おすすめ!)
・夜は早く寝る

コロナがなくとも普段からツアーがないときはひきこもり気味の生活を送っていたので、わりとすんなりこの生活ペースには馴染んでいる。刺激の少ない生活だからこそ、ちょっとしたことにも心が敏感に反応するようになっている感覚があって、今日はお散歩の途中にひさしぶりにカフェに入ってお茶したら、ラテが美味しくてびっくりして幸せな気持ちになったり。

通訳案内士の仕事については、この春は全滅で収入ゼロ。ただでさえ去年から仕事を減らしていたので、大打撃。国をあげてインバウンド盛り上げようなんていってても、いざとなったら現場を支えるガイドには、何の補償もなし。切ない。
(業界として動いてくれているようだけど、全然期待してない)

でも、くよくよしてても仕方ないので、気持ちを切り替えて、完全在宅もしくはオンラインでできる仕事、開拓するつもり。
(翻訳やライティング、インバウンドや英語関連、何かあれば声かけてください!)

それから、こんなときだからこそ、より困難な状況にある方々をサポートできたら、という気持ちもある。なにかしら活動に関わっている方、お手伝いできることがあれば、教えてください。直接出向いて活動するのがなかなかむずかしいだろうし、収入も飛んでしまって心細く寄付とかもできる金額が限られてしまって、もどかしくはあるのだけれども。。でも、なにかあればぜひ!

と、日韓あまり関係なくなってるし、どうまとめたらいいのかもわからなくなっちゃったので、ここらへんで。

なんとかのりきって、いつかこの日々を振り返るときが早くきますように。みなさんの心身の健康を心より祈りつつ。

 
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おはようございます。今朝も快晴で、清々しい青空が気持ちいい。

日本に一時帰国して、2週間半。実家での生活ペースも落ち着いてきた。コロナ関連ニュースは追い続けているものの、思ってた以上に長期戦になるんだろうなという確信が強まるにつれ、諦念と共にどんどん冷静になってきているように思う。コロナはあれど、生活は続く。長期戦であればあるほど、心身の健やかさを保つ努力はますます重要なはず。なので、できるだけ規則正く身体にも心にも優しい生活をしていきたい。

ということで、最近は以下の日課を守るように気をつけている。

・朝は7時に起床、家族そろって朝食を食べる
・身支度をして、息子は宿題(日記とプリント)を開始
 (その間、わたしは質問対応のため、隣の自室で待機。韓国語の勉強や読書、ブログを書いたりしている)
・息子が宿題を終えたら、2人でスーパーに昼食の材料の買い出しに行き、朝日新聞も買う
・昼食の準備を息子とする
 (実家滞在中、昼食は息子の担当にしてみた)
・息子の「天声人語」の読解と要約を手伝う
・1時間程度運動
 (息子はテニスレッスンかバトミントン、わたしは公園で軽いランニングとストレッチ)
・夕食までは自由に
 (息子はスイッチや読書、アマゾンプライムでアニメや映画を見たり)

実家にはあと2週間ちょっと滞在する予定なので、そのあいだにやっておきたいことも淡々と進めていきたい。今日は古本をまとめて処分したので、本棚がスッキリ。次は息子のおもちゃと洋服の整理にとりかかろうと思います。ではでは、みなさまよい夜をお過ごしください:):)
(古本、以前はブックオフに売っていたけれど、前回から日本難民協会さんへの寄付にかえました。興味ある方はこちら参照→「本棚からできること」) 
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(Facebookに記録として書いた文章をここにも乗っけておこうと思います)

夫の転職により、昨年GW明けにソウルに引っ越してから10ヶ月。息子の学校の長期休みとツアーがあるたびに日韓を行き来する生活を続けてきた。

今コロナの影響を受けていないひとはいないと思うけれど、わたしももちろんそのひとり。今も、そしておそらくこれからもしばらくは、これまでの生活スタイルを変えざるを得ない日々が続くだろうから、記録としてここで文章にしておこうと思う。

韓国から一時帰国して、2週間半。いつも一時帰国中はツアーやら個人的な予定やらでほっつき歩いているのだけど、今回は基本徒歩圏内にとどまっている。
(夫はひとりソウル)

帰国当日(3/8)は、日本政府による韓国からの入国制限が実施される前日だったため、羽田空港は韓国からの帰国者と報道陣でごった返していた。

もうちょっと遡ると、韓国では2月下旬に大邱で集団感染が発生。それまでは数十人単位だった感染者数が爆発的に増え、一時は1日に500〜600人のペースで激増していた。
(いまは1日100人ペースに落ち着いて。。いる。。のか?)

3月初旬に新学期が始まる予定だった韓国の学校は春休み延期が決まり、日本人学校も2/26からの休校が決定、3/7および9に予定していた卒業式・終業式も中止になった。

1日何度も携帯に警報音と共にコロナ最新情報が届き(「どこどこ区で何人目の感染者発生」だとか「どこどこどこでは大規模な集まりを控えて」だとか)、病院やレストランはもちろんバス車内やらアパート入口やら街中に消毒液が設置され、街行く人のマスク着用率もほぼ100%に近く、日に日に緊張感が高まる日々。

3末にツアーを予定していたし、春休み期間中は一時帰国するつもりではあったのだけど、あまりにコロナの拡大ペースが早く状況が日々変化するので、フライトをとらずに様子を見ていたところ、3/5、6に日韓両政府が双方への入国制限措置を発表。

そのときにはもう3末のツアーはキャンセルが確定していたので、予定通り一時帰国をするか、ソウルに残るか、ものすごく悩んだ。韓国より日本が安全だと思っていたわけでは決してないのだけど、夫とも話し合って、いくつかの理由から一時帰国を決めて、3/5の夜に、入国制限が始まる前日のフライトをとった。

3/5は本帰国予定の友人親子を囲んで我が家で夕食会をしていたのだけど、話題はもう見事にコロナ一色。みんな少なからず不安や不満を抱えていたので、そういう気持ちを口に出して共感しあえるだけでも救われるね、と。

うちは一時帰国だから選択の余地があったけれども、この春で日本への完全帰国が決まっていた友人たちは急遽帰国を日程を早め、引っ越しなどの手配もすべてやり直し、相当大変だったと思う。

と、予想以上に長くなってしまったので、いったんここまでにします。
(つい先日のことなのに、そのときの緊張感を思い出して、書いてるだけでどきどきしてきてしまった。。)

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