昨日ツアーのメインが終わり、本日はポスト組と広島へ。あと2泊で終わり!!!なんだけれども、1週間後には別のツアーが控えている。そちらのツアーは開始前にお客さんにコンタクトしなくてはいけないので、今日も午後の観光を終えて夕方ホテルに戻ってから、お客さんに送るメールをぽちぽち用意したり。。涙 それにしても、さくさく終わらせたいのに、ホテルのwifiが遅すぎて仕事にならない!
広島といえばもちろん原爆で、今日は平和記念公園と資料館に。お客さんが館内を見学している間、地下にある資料室で英語文献をぱらぱらめくっていた。
今年ツアーを受けているのは2社ともアメリカの旅行会社なので、わたしのお客さんは100%アメリカから。で、お客さんから「アメリカはどうして日本に原爆を落としたの?なぜ広島を選んだの?」と聞かれると、悪気がないのはわかってても、微妙〜な気持ちになる。原爆を落とした国のあなたが、被爆国の国民であるわたしにそれ聞く???ってどうしてもちらりと思ってしまう。
ちなみに、原爆まわりで聞かれる質問もしくは(アメリカ人の彼ら)が関心があることはこんな感じ。
・なぜアメリカは原爆を落としたのか?
・なぜ広島だったのか?
・日本人(特に高齢者)はアメリカによる原爆投下をどう考えているのか?
・日本人(特に高齢者)の間にアメリカに対する悪感情は今も根強いのか?
・日本では戦争についてどう教えているのか?
・広島には放射能汚染の問題はないのか?
もとから関心のあるトピックだったし、この仕事を始めてからは特に考えてきたことなので、わたしなりの個人的な意見はもちろんある。でも、どう答えるかは、そのときのお客さん次第。
「アメリカは戦争を早く終わらせ、犠牲者を最小限に抑えるために原爆を投下した。もちろん被害は甚大だったが、それでも戦争を続行していた場合日米双方の被害者数はもっと多かったはずだ。なので、『正しい』判断だった」
こういう意見を持ってたり、(その考え方を個人的に支持するかどうかは別として)アメリカではこういう教育を受けたというお客さんは一定数いる。民間人を無差別にあれだけ殺しておいて『正しい』と言い切る感性はわたしにはないけれども、そういう残虐さはアメリカ特有なわけではもちろんないし(日本だって相当なものだし、戦時下ではどの国だってどんなひとだってそんなものだと思う)、特に戦争に関する歴史教育はそれぞれの国でかな〜り異なるというのは当たり前だし(日本のそれだって相当偏ってる)、そういうお客さんに対して個人的な感情が動くわけではないのだけど。
それにしても、こういうところがこの仕事の面白さだとつくづく思う。学部時代の専攻が異文化コミュニケーション論だったのだけど、まさにそれを地に這いつくばって実践している感じ。
今回ポストトリップに参加したのはたったの4人なのだけど、そのうち1人はかなり博識で、訪れる場所の知識もあらかじめて自分でがっつり仕入れてくるタイプ。これまでも他のお客さんが食いつくトピックでも、ひとり関心なさそうにしていることが多くて。きっと、彼が事前に仕込んだ知識や情報を超えるものをわたしが提供できていなかったんだろうなあ、と。
ガイディング、特に歴史は得意分野でもあり一番力をいれているところでもあるので、これはかな〜り悔しい自体。広島(というか原爆まわり)のガイディングもわりと自信あったのだけど、まだまだだなと気が引き締まる思い。資料室でぱらぱら目を通した本もすごく興味深かったし、またあらためて学び直したい。
ということで、そろそろ夕食を食べに行ってきます〜。
広島といえばもちろん原爆で、今日は平和記念公園と資料館に。お客さんが館内を見学している間、地下にある資料室で英語文献をぱらぱらめくっていた。
今年ツアーを受けているのは2社ともアメリカの旅行会社なので、わたしのお客さんは100%アメリカから。で、お客さんから「アメリカはどうして日本に原爆を落としたの?なぜ広島を選んだの?」と聞かれると、悪気がないのはわかってても、微妙〜な気持ちになる。原爆を落とした国のあなたが、被爆国の国民であるわたしにそれ聞く???ってどうしてもちらりと思ってしまう。
ちなみに、原爆まわりで聞かれる質問もしくは(アメリカ人の彼ら)が関心があることはこんな感じ。
・なぜアメリカは原爆を落としたのか?
・なぜ広島だったのか?
・日本人(特に高齢者)はアメリカによる原爆投下をどう考えているのか?
・日本人(特に高齢者)の間にアメリカに対する悪感情は今も根強いのか?
・日本では戦争についてどう教えているのか?
・広島には放射能汚染の問題はないのか?
もとから関心のあるトピックだったし、この仕事を始めてからは特に考えてきたことなので、わたしなりの個人的な意見はもちろんある。でも、どう答えるかは、そのときのお客さん次第。
「アメリカは戦争を早く終わらせ、犠牲者を最小限に抑えるために原爆を投下した。もちろん被害は甚大だったが、それでも戦争を続行していた場合日米双方の被害者数はもっと多かったはずだ。なので、『正しい』判断だった」
こういう意見を持ってたり、(その考え方を個人的に支持するかどうかは別として)アメリカではこういう教育を受けたというお客さんは一定数いる。民間人を無差別にあれだけ殺しておいて『正しい』と言い切る感性はわたしにはないけれども、そういう残虐さはアメリカ特有なわけではもちろんないし(日本だって相当なものだし、戦時下ではどの国だってどんなひとだってそんなものだと思う)、特に戦争に関する歴史教育はそれぞれの国でかな〜り異なるというのは当たり前だし(日本のそれだって相当偏ってる)、そういうお客さんに対して個人的な感情が動くわけではないのだけど。
それにしても、こういうところがこの仕事の面白さだとつくづく思う。学部時代の専攻が異文化コミュニケーション論だったのだけど、まさにそれを地に這いつくばって実践している感じ。
今回ポストトリップに参加したのはたったの4人なのだけど、そのうち1人はかなり博識で、訪れる場所の知識もあらかじめて自分でがっつり仕入れてくるタイプ。これまでも他のお客さんが食いつくトピックでも、ひとり関心なさそうにしていることが多くて。きっと、彼が事前に仕込んだ知識や情報を超えるものをわたしが提供できていなかったんだろうなあ、と。
ガイディング、特に歴史は得意分野でもあり一番力をいれているところでもあるので、これはかな〜り悔しい自体。広島(というか原爆まわり)のガイディングもわりと自信あったのだけど、まだまだだなと気が引き締まる思い。資料室でぱらぱら目を通した本もすごく興味深かったし、またあらためて学び直したい。
ということで、そろそろ夕食を食べに行ってきます〜。