一昨日ぐらいから、川上弘美さんの短編集をぱらぱらとめくっている。あまり集中力がないので、一編読んではぼんやりとして、また少ししてから次の一編へと進む。
川上弘美さんの小説で初めて読んだのは、『センセイと鞄』。2001年初版とあるけれど、手に取ったのはもう少しあとだったように思う。たぶん、大学を卒業して最初に就職した会社に勤めていた頃。それからしばらくは川上弘美さんブームで、当時手に入る作品はほとんど読み尽くした。その後数年間は離れている時期があって、ここ3年くらいは気になるタイトルを見つけてはたまに手をとってというような、つかず離れずといった距離感で読み続けている。
川上弘美さんのほかにも、書店でまだ読んでいない作品を見つけて嬉しい作家さんが何人かいる(村上春樹は新刊予告?が出るなり予約をしてしまうので、たまたま書店で新作に出会うというのはない)。
よしもとばなな、益田ミリ、田辺聖子、小川洋子、三浦しをん。
もう亡くなってしまったから新作に出会えなくて悲しいのは、佐野洋子さん。
江國さんは作品に好き嫌いがありすぎるのだけど、でもやっぱり読んでいない作品を見ると手に取ってしまう。
(10代半ばに出会った『ホリー・ガーデン』は、読み返している回数でいうとぶっちぎりで1番)
保坂和志さんの『この人の閾』を超える衝撃の小説にはまだ出会ってないようには思うけれども、最近はあまり読んでいない。たま〜にもう読んだ作品を読み返す。
小川糸さんはエッセイほぼ読んだけれども、彼女のピュアさについていけないことが多々あり、もう読んでいない(小川糸さんの問題ではなく、わたしがひねてくれているかだと思う)。
最近はまった松家仁之さんは寡作なので、もうすべて読んでしまった。
ノーベル賞ブームにのって読み始めたカズオイシグロはもう別格すぎて、読むたびに衝撃を受ける。
作家ではないけれども、美輪さん、小泉今日子、片桐はいりの本は見かけると手にとる。
好きかどうかまだよくわからないけれども、『i』とか『サラバ!』がすごかったので、西加奈子さんの作品もたまに読む。
素晴らしすぎる作品に出会うと、いつもその素晴らしさを表現できる筆力があればと願わずにいられない。ここに挙げた作家さんたちだって、彼らの作品を好きな理由が確実にあるのに、ちっとも説明できない。彼らにしか作り出せない世界があって、その世界を心から愛しているというのに。
ちなみにわたしは生粋の村上主義者なので、1番大事な作家は誰かを聞かれれば迷いなく「村上春樹」と答えます。1番大事な作品は何かと聞かれたら、いろいろあるけれど、やっぱり江國さんの『ホリー・ガーデン』かなと思います。
川上弘美さんの小説で初めて読んだのは、『センセイと鞄』。2001年初版とあるけれど、手に取ったのはもう少しあとだったように思う。たぶん、大学を卒業して最初に就職した会社に勤めていた頃。それからしばらくは川上弘美さんブームで、当時手に入る作品はほとんど読み尽くした。その後数年間は離れている時期があって、ここ3年くらいは気になるタイトルを見つけてはたまに手をとってというような、つかず離れずといった距離感で読み続けている。
川上弘美さんのほかにも、書店でまだ読んでいない作品を見つけて嬉しい作家さんが何人かいる(村上春樹は新刊予告?が出るなり予約をしてしまうので、たまたま書店で新作に出会うというのはない)。
よしもとばなな、益田ミリ、田辺聖子、小川洋子、三浦しをん。
もう亡くなってしまったから新作に出会えなくて悲しいのは、佐野洋子さん。
江國さんは作品に好き嫌いがありすぎるのだけど、でもやっぱり読んでいない作品を見ると手に取ってしまう。
(10代半ばに出会った『ホリー・ガーデン』は、読み返している回数でいうとぶっちぎりで1番)
保坂和志さんの『この人の閾』を超える衝撃の小説にはまだ出会ってないようには思うけれども、最近はあまり読んでいない。たま〜にもう読んだ作品を読み返す。
小川糸さんはエッセイほぼ読んだけれども、彼女のピュアさについていけないことが多々あり、もう読んでいない(小川糸さんの問題ではなく、わたしがひねてくれているかだと思う)。
最近はまった松家仁之さんは寡作なので、もうすべて読んでしまった。
ノーベル賞ブームにのって読み始めたカズオイシグロはもう別格すぎて、読むたびに衝撃を受ける。
作家ではないけれども、美輪さん、小泉今日子、片桐はいりの本は見かけると手にとる。
好きかどうかまだよくわからないけれども、『i』とか『サラバ!』がすごかったので、西加奈子さんの作品もたまに読む。
素晴らしすぎる作品に出会うと、いつもその素晴らしさを表現できる筆力があればと願わずにいられない。ここに挙げた作家さんたちだって、彼らの作品を好きな理由が確実にあるのに、ちっとも説明できない。彼らにしか作り出せない世界があって、その世界を心から愛しているというのに。
ちなみにわたしは生粋の村上主義者なので、1番大事な作家は誰かを聞かれれば迷いなく「村上春樹」と答えます。1番大事な作品は何かと聞かれたら、いろいろあるけれど、やっぱり江國さんの『ホリー・ガーデン』かなと思います。